不妊治療 人工授精

不妊治療における人工授精の流れと妊娠率について

妊娠を希望される際に行なわれる不妊治療においては、まずは「タイミング法」が推奨される事が多い事は別のページでも取り上げておりますが、妊娠率という観点からみた場合、その次に検討される不妊治療は「人工授精」となります。

 

人工授精の場合、カテーテルを子宮内に挿入して雑菌などを洗浄し精液を注入する治療法です。

 

費用的には、1周期あたりで約2万から3万円が目安となります。

 

この場合、挿入時の痛みについてはほとんどないと言ってよいでしょう。

 

人工授精の最大のメリットとしては、精子が子宮に届くまでの距離を最小限に抑えることが出来ることになります。

 

ご存知のように精子は卵子と出会うまでに様々な難所をくぐり抜けて行く必要があります。
その道中において、多くの精子は死滅してしまうのが実情です。

 

その中から選ばれし精子が卵子に迎え入れられる事で排卵へと繋がります。
そこに到達する数は、数十個から数百程度までとなり、スタート時の1%から10%弱までとなります。

 

人工授精とは、一言で言えばゴールまでの最短距離を案内する事になります。

 

そのため、人工授精を行なうケースとしては、冒頭でお伝えした「タイミング法」で妊娠が困難な場合や、相手の男性の精子の状態に難がある場合となります。

 

他にも、諸事情により夫婦間での性行為が困難なケースや、体外受精を行なうまでの必要性が医師により判断された場合も人工授精が推奨されると考えて良いでしょう。

 

人工授精の詳細と気になる妊娠率

 

人工授精を行なう際は、まず精液については自宅で採取して頂き、専用の陽気へ入れて病院へ持参するか、もしくは病院の採精室で採取を行なうことになります。

 

不妊治療 人工授精

基本的に、ご自宅で採取した場合は病院に持ち込むのが採取から数時間程度までであれば問題はありません。

 

その際に、特に冷却などの対策といった事も行なわなくても良いとされています。

 

 

時間的な問題が明らかにある場合は、病院で採取される方が間違いないでしょう。

 

採取された精液は、胚培養士の方で洗浄と遠心分離機を使って<精子懸濁液>にします。

 

精子懸濁液とは、遠心分離機にかけた精子が機械の底へと集まりますので、そちらを集め培養液に入れたものになります。

 

こういった行程が必要とされるのは、女性の膣内は酸性であるため殺菌作用があります。

 

卵子と出会える精子が僅かな理由は、この殺菌にと関係があります。
殺菌によって雑菌が取り除かれた元気な精子だけが卵子と出会えるのです。

 

そのため人工授精の場合でも、採取した精液をそのまま注入すると雑菌が入ってしまうためこの行程が欠かせないのです。

 

そして、人工授精の際は「排卵誘発剤」を用いた方が妊娠率が高くなるとされていますが、そもそも人工授精においては、基本的に1回目の授精時が一番妊娠率が高いとされます。

 

その後は若干確率が下がりますが、極端に落ちる訳でもありません。
ただ、6、7回目以降については妊娠率があまり高くないと見られていますので、人工授精を用いて妊娠できるケースは、概ね5回前後以内になります。

 

気になる40代での人工授精については、1回目、もしくは2回目で妊娠しなければ、3回目以降での妊娠率はかなり下がる傾向が統計として出ています。

 

このあたりについては、男性側の精液の状態にも左右される面もありますので、一概には申し上げられませんが、高齢での妊娠という意味では、人工授精での出産については、1回から2回目が重要と考えて良いでしょう。

 

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