不妊治療 検査

不妊治療を始めるときに受ける主な検査

不妊治療を希望される際に、医療機関にて女性に実施される検査にどのようなものがあるかについて、主なものを御紹介します。

 

不妊治療 検査

 

問診(初診)
初診時では、これまでの避妊の有無や治療歴、病歴などについて聞き取りを行ないます。

 

内診
子宮などに疾患がないかを見ます。

 

超音波検査
卵巣、卵胞の発育、子宮内膜などを状態を確認します。

 

卵管造影検査(月経終了から10日目まで)
卵管への詰まりがないかを調べ、造影剤を子宮内へ注入し、超音波検査やレントゲンをとり確認します。(体外受精希望の方は除く)

 

血液検査
月経周期2日から5日
PRL(プロラクチン)検査
母乳での子育てに必要となるホルモンの一つ「プロラクチン」の量を確認します。
このホルモンが増加しすぎている場合、妊娠しにくくなります。

 

月経周期3日目前後
LH-RHテスト
不妊治療を行なう際の基本検査になります。
脳下垂体から卵胞を育て排卵へと導く「卵胞刺激ホルモン」と「黄体化ホルモン」の量が正常な状態かを確認します。
採血を行なった後に「ゴナドトロピン放出ホルモン」を血中に注入します。
約30分後を目安に再度採血を行ないます。
2度目の採血で数値が改善された場合は、脳の視床下部のトラブルが考えられます。

 

 

排卵から1週間前後
プロゲステロン(P4)検査
黄体化した卵胞から分泌される、妊娠を維持するために必要とされる「プロゲステロン」の量が適正か否かを調べます。

 

他に、月経などの周期を問わず行なう検査としては、以下のようなものがあります。

 

抗核抗体検査
異常な受精に関わる「核」対する「自己抗体」の存在を確認します。

 

 

甲状腺機能におけるホルモン検査
不妊の原因として潜んでいるとされる、「橋本病」や「パセドウ病」といった、甲状腺機能に関係する疾患について確認します。

 

AMH検査
卵巣に残っている卵胞の量を推測するために行なう検査になります。
こちらは体外受精を行なう場合に採れる卵子数と相関関係があります。

 

 

クラミジア抗原・抗体検査
卵管癒着などに関係する「クラミジア感染症」の過去から現在についての情報を確認します。

 

精子不動化抗体検査
自己抗体が精子を異物として認識してしまうか否かを確認します。
陽性の場合、静止画体内に入った際に動きが取れなくなるため、ガラス管などを使い顕微授精により受精させる方法を提案します。

 

風疹の検査
産まれてくる子供が「先天性風疹症候群」とならないための予防策として、母体に抗体がない場合はワクチンを打ちます。

 

抗リン脂質抗体検査
流産に関わってくる「抗リン脂質抗体症候群」に対する検査を行ないます。

 

これらの検査が女性の場合は主に行なわれていますので、事前に予備知識としてお持ちになれれておいてはいかがでしょうか。        

 

不妊について相談するタイミングとは?

 

デリケートな事でもあるため、不妊について医師などに相談をするタイミングはかなり悩まれるところかもしれません。

 

不妊相談をお考えになられるのであれば、以下のようなタイミングをご参考にして頂くと良いのではないでしょうか。

 

女性が不妊相談を受診するタイミングについて

 

  • 1年間妊娠しない(34歳未満の場合)
  • 半年間妊娠しない(35歳以上の場合)
  • 子供が欲しいと願うとき(40代の場合)
  • パートナーとの性交渉ができない場合

 

かなりシンプルに区切りましたが、概ねこちらを不妊相談受診の判断基準として頂くのがおすすめとなります。

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